r>g(アール・だいなり・ジー)とは、格差拡大メカニズムを説明した不等式です。
<数式の意味>
r(Return on Capital)
投資、不動産、株式、配当など、「資本」から得られる利益を指します。年4〜5%程度で推移しています。
g(Economic Growth Rate)
給与の伸びや、社会全体の生産性の向上(GDP成長率)を指します。年1〜2%程度にとどまります。
この不等式が意味するのは、「働いて得られる富(賃金)の増加よりも、資産を持って運用して得られる富の方が常に速く増える」ということです。
<芸が身を助ける不幸せ>
日本は一人当たりGDPで世界1,2位を争っていたことがあります。この時、製造業が日本全体のメシのタネでした。それからずっと日本は製造業の国ですが、GDPランキングはどうなったかと言うと、2025年一人当たりGDP33,959ドルで38位まで落ち込んでいます。日本に倣った韓国、台湾も似た状況です。
他方、シンガポールやルクセンブルク、スイスなどは金融に振り切ったため、日本の3~4倍に大きくなって、差はさらに拡大していく勢いです。
なぜそうなったかと言うと、r>gで簡単に説明がついてしまいます。
もう、これ以上、言うことはないですね。
日本も国際金融の国にならないと、この先も差はドンドン広がっていくでしょう。
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