戦争もないのに傭兵を雇う意味ないじゃんという意見が出たので僕の考えを述べます。
そりゃ米軍が占領していて、アメリカの核の傘の中にいれば攻めてくる国はいません。しかし米軍撤退となると軍事力の空白ができますから、そこを何かで埋めないといけません。
現代日本は少子高齢化でそもそも兵士になってくれる子供がいません。おまけに日本は好景気が10年以上も続き、人の奪い合いで国防軍に入ってくれる人を確保するのが難しい状況です。最後にこれが最も大きな意味ですが、軍事バランスの視点から旧米軍兵士が必要なのです。
現代日本で戦争が起きないのは日本の軍事力と周辺国の軍事力がバランスしているからです。米軍が国に帰ってしまうと軍事力の空白ができてしまい、そこにつけ込む勢力が現れると思われます。
米軍の兵器を譲り受けたとしても動かす人がいないと意味がありません。米軍が抜けた穴は日本人で埋めればいいじゃないかと思うかもしれませんが、人手不足でそれどころじゃありません。仮に5万人の日本人が集まったとしても新人ですから、練度を高めるために何年も時間が必要です。
そんなことをしている間に周辺国に攻め込まれてしまう恐れがあります。このように旧米軍兵士を雇用することは一石二鳥で全てがうまくいくソリューションなのです。
余っている米国と、不足している日本で、需給が合致するwin-winの解決策なのです。
温情(優しさ)で米兵を救う意味も多少はありますが、最も大きいのは日本の得です。
日本将棋は取った敵の駒を自分の戦力にできます。
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