現在、日本の要所を占めているのは50代以上です。
若い頃にバブルを経験しました。
お立ち台で文字通り踊らされ、「酒と女とお金はもうたくさんだ」という心境になりました。
金融トリックに嵌められて人生が崩壊した人が山ほどいます。
お金はもう懲り懲りだと思って当然です。
もちろんお金は大事です。お金がなかったら美味しいものも食べれないし、欲しい物も買えませんし、旅行にもいけないし、文化的なこともできないし・・・・
人生の質はお金の有無と大きな関係があります。
そんなことは分かりきっているので話を先に進めます。
バブルでひどい目に遭った僕らより上の世代は「お金じゃない。文化だ」と思ったとしてもなんら不思議じゃありません。
負け惜しみも含みますが、的外れでもないでしょう。
経済の要所を占めている人たちがお金を追わないのですからそりゃGDPは伸びません。
次の子供に託す。「お金じゃねえよ、文化だぞ」と、その方向で寄り添い、育てた。
子供達はお金よりも文化、芸術、学問に身を投げた。
その結果が井上尚弥であり、藤井聡太であり、紀平梨花であり、羽生結弦なのです。
こういうのを成熟社会と言うのでしょう。
ただ、トップ選手は大富豪になりますが、雇用を生まないのでGDPが伸びません。
文化的で10万単位の雇用を生む仕事を作るのが新しい日本人が目指すべき場所ではないでしょうか。
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