詳細は昔話(小説 夜明け 第2章7話)を読んでもらうとして為替が半額になったらどうなるか、シュミレーションしてみましょう。
今日、100億円の投資をしたとします。為替が半額になったら評価が50億円になるのですから精神を病むでしょう。
目的が純投資なら即換金して逃げ帰り、枕を濡らせばいいですが、モノ作りやサービス業はそういうわけにいきません。
100億円の投資なら1年の売上100億円、利益10億円、10年で資金回収ぐらいのイメージをして下さい。
売上100億円欲しいですが為替が半額ですから同じ数量売っても半分の50億円にしかなりません。利益は10億円欲しいですが為替が半額になったら利益も半額の5億円という計算になります。
全額自己資金の投資なら資金回収の年月が2倍になるだけの話ですが、借金だと金利の支払いがあるため、返済計画が破綻する恐れがあります。
例えば金利3%元金3%の返済なら元利合計6億返済ですが利益は5億円しかありませんから赤字になるという計算です。
倒産させまいと思ったら売上増やせ、利益を増やせという破れかぶれの号令がかかりますが元々乾いた雑巾を絞るようにコストダウンをやっているのに利益を倍に増やすようなことをやれと言われても無理です。無理に無理を重ねていきますから社員が次々と壊れます。
最悪倒産ですね。
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