語学学校を経営されていた邱永漢先生が言われたことなのですが、その真意について思いついたので記しておきます。
中年になってからでは遅いとは?
言葉は道具でありまして、それ自体には大した価値がないのです。
ペラペラ喋れるようになったって現地の5歳児にも敵わない。
もう一段レベルが上がって読める、書けるようになったって中学生と変わらない。
言葉を武器に就職すると言ったって給料に色をつけてもらえるわけでもない。
料理人のところにまな板が一つあるだけでは料理(商品)は作れないということです。
まな板の他に、ガス電気などのインフラと、包丁、材料、調理経験が揃って初めて作品に昇華する。
言葉を覚えただけではまだスタートラインに立ったというだけで、そこから全てを揃えるのに10年かかるということです。
だから60歳から始めても遅い。
20歳から始めれば十分な猶予があるということです。
以上は極端な話です。
「海外旅行に必要な英語を身につけたい」ぐらいの目標であればこの限りではありません。
60歳から始めても何ら問題ありません。
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