株の教科書 株価予想の方法

良い株を見つけたら、「1年後の株価はいくらだろう」と予想し、「２倍ぐらいにはなるだろう」と結論が出れば、買い付けに動きます。

株価予想の方法を解説します。

決算短信を見ると１ページ目に今期の予想が明示されています。

例えば通期決算発表であれば、およそ１年後の売上～純利益～一株利益が読み取れます。

現状の一株利益　２５０円
株価５０００円だったとします。
PERを計算すると２０倍です。

１年後の通期一株利益が５００円予想になっていて、同じPERが適用されるとすると
株価＝５００円×２０倍＝１００００円となり、１年後の株価は２倍増です。

しかし、狙いが優良成長株だった場合、PERは１００倍があり得ます。話半分とするならば５０倍です。すると
５００円×５０倍＝２５０００円となり、現状の株価５０００円からみると１年で５倍増が期待できます。

以上のように株価は、一株利益の伸びとPERの伸びの掛け算で求めます。

１年後の株価＝現時点の株価 × 一株利益の伸び × PERの伸び

現時点でPERが１００倍だったら半値になる恐れがあり、上の式で「PERの伸び」が０．５倍となり、たとえ一株利益の伸びが２倍だったとしても相殺（２×０．５＝１）されて株価は上がらないという予想になります。