グロース市場の新興企業は、社長が若く最新技術を搭載していて注目されますが、これから激甚な競争が待っており、生き残れる可能性は極めて小さいのです。
アメリカで自動車が産声をあげた頃、自動車メーカーは2000社あったとされます。現在まで残っているのは2,3社。後は全部敗れて倒産です。
その後は家電メーカーの競争があり、ゲーム、インターネット、AIと続きます。
新興に目が眩むようでは投資家失格です。
元気のない日本市場ですが、プライムには競争を勝ち残った企業がたくさんあります。
新興のように毎期倍々成長しませんが、地味に2割成長をこの先10年続ける株がたくさんあります。
2割成長でいいのです。
10年で6倍、20年だと38倍にもなります。
新興は勝ったり負けたりを繰り返して資産が増えて行きません。
勝ち残りに投資すれば金利20%の貯金みたいなものです。業績が安定していますので3倍になったかと思ったら半分になったりしません。緩やかな右上がりが続きます。
貧乏人のポートフォリオは派手ですが、増えて行きません。資産家のポートフォリオは地味ですが、確実に増えていきます。
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