「株で一儲けしたら株を売って現金預金に逃げ込む」というのがデフレ時代のセオリーでした。
今後30年インフレが続くなら逆の行動を取らなければなりません。つまり現金を「売って」株に逃げ込むということ。
現在、米株のバフェット指数(時価総額/GDP)は約2倍で危険水域にあると言われています。では株を売って現金預金にすればいいのかというと今度はインフレが現金を溶かしていきます。政府による略奪です。
このような背景があるために日米ともに株が高くなっているのだとすれば、バブル崩壊に備えて現金を持つのはまずい戦略と言えます。
インフレ時代に何故株がいいかというと、株はインフレに強い資産だからです。
こういう仕組みです。
インフレ率を3%とします。こういう経済環境下だと、人件費が上がる、原材料が上がる、部材が上がる、水道光熱費が上がる、すると製品の原価が上がるため値上げしないといけなくなります。値上げすると売上が上がり、利益も増えます。そうなると株の価値が上がる、つまり株価が上がるという流れです。
インフレ率が3%でも株は平均で8%程度は上がるので、インフレに負けないどころかそれ以上の資産価値増大になるのです。だから貯金から株へ株へとお金が流れ込む循環になっているのです。
米株バブルははじけると思いますが、「いつ」かが分かれば苦労しません。米株(S&P500)の平均PERは現在26倍なので全然バブルじゃないとも言えます。日本株の1989年の平均PERは60倍でした。
まとめ
各種データを総合すると許容範囲。闇雲に怖がらずに株式市場に留まります。
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