「誰もやらないことは、やり方が分からない」という疑問に何とか答えたいと思います。
例えば小説は邱永漢先生に言われた通り実行したのです。
旭化成を退社するにあたってどう生きていけばいいか皆目見当がつかなかったので、倉敷市立中央図書館へ行き、邱永漢先生の本をあるだけ全部借りてきて毎日1冊読みました。合計20冊ぐらい読んだと思います。
どの本に書かれてあったか覚えていませんが、論文の取り組み方、小説の書き方が書いてありました。
曰く「他の論文を切り貼りしてもいいものはできない。街に出て実地に調査してまとめよう」と東大のグループみんなに呼びかけたという話がありました。
また小説を書く時も同じで実地に体験したことを書けばリアリティと迫力が違う、と書かれてありました。
ですから結論は簡単で「是川さんの本のリバイバルだから株の成功談、上海経験、ビジネス経験、韓国経験を実地に体験して小説にまとめればいい」です。
途方も無いと思いますか?僕は楽勝だと思いましたよ。
なにせ若い。23歳でしたから。時間だけは出鱈目にあるのです。期限はと言うと、是川さんは93歳で本を書いていますから僕も93歳で書ければいいと思いました。
ですから70年で一通り経験すればいいということで、時間的余裕がたっぷりあったのです。
株の成功談が一番難しそうと思うかもしれませんが、僕はすでに18歳で手応えを掴んでいたので、手法に磨きをかけ、さらに学べば大勝ちできる見通しがありました。
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