これは簡単です。原因がはっきりしているからです。
(結論)非正規の割合を法律の強制で圧倒的に減らせばいい。
話が飛んで分かりにくいと思うので順を追って説明します。
昭和の時代は非正規という概念はなく、皆、正社員だった。
毎年賃上げして一億総中流と言われた。
平成になると中台韓との競争が激しくなり、コストで負けないために人件費抑制を狙って非正規の割合をドンドン増やしていった。
ここに問題があるのです。
正社員であれば簡単にクビにはできないので生活が安定し、精神面にも良い影響があり、貯金ができます。
非正規は一般的に給料が安いです。さらに正社員ならもらえる福利厚生が欠けています。
僕も随分長いこと非正規をやっていたので分かりますが、いつクビになるか分からず、ビクビクしながらの生活になり、人生が安定しません。
もともと人件費抑制を狙って始めた非正規の拡大ですが、今日日の大企業はお金が余って内部留保をしこたま溜め込んでおり、どうせ設備投資しないのだから、ここらへんで非正規減らしに舵を切っても良いと思う。内部留保分を人件費に回すのです。
非正規をゼロにしようとは言いません。非正規の方がいいという人もいますから。
思い切って「非正規割合は1%まで」の日本にしましょう。
(補足)総務省「労働力調査」によると、2018年において非正規雇用者数は2165万人(前年比+45万人)と前年から増加し、非正規雇用者比率も38.3%と同+0.4%ptの上昇となった。
(感想)非正規比率は4割なんですね。日本人全体の給料が下がって行く一方になるのは当然ですね(外国との相対比)。
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