元暴落条件の一つ「ドル元ペッグ解消」を取り消します。理由は
・すでに固定相場を離れていること。
・アジア通貨危機の時系列が僕の記憶違いで間違っていたこと。
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参考)海外投資データバンクより引用
アジア通貨危機とタイバーツ
アジア通貨危機以前まで、タイ・バーツはアメリカドルとのペッグ制(固定相場制)を取っていました。しかし1997年頃には、バーツのレートが実体経済よりも過大評価になっていることに、欧米のヘッジファンドが目を付けます。ヘッジファンドが為替市場で大量のバーツ売り(空売り)を仕掛け、タイの中央銀行がドルペッグを維持するためにドル売り・バーツ買いの為替介入との戦いとなりました。しかしタイ中央銀行の外貨準備が底を突き、ドル売り介入が不可能になったため、7月にはドルペッグ制を放棄し、変動相場制に移行しました。
これにより為替レートは、1ドル25バーツ程度だったのが、数ヶ月で1ドル50バーツまで暴落し、IMFから救済を受ける羽目に陥りました。このタイ中央銀行の敗北がきっかけとなり、インドネシアや韓国・フィリピンなども、ヘッジファンドの空売り攻撃を受ける事になり、各国の通貨が暴落した。これがアジア通貨危機の概要です。
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