借金の功罪

｢貯金なんかするな。借金した方がいい｣という意見がありますが、自分が目指す理想像に照らし合わせて考えないとひどい目に遭います。

あなたが今18歳とします。

どのようなタイプの人を目指しているでしょうか。

ビジネスを起こす人、定年まで会社勤めしようと思っている人、フリーランスになりたい人、株式投資家を目指す人。

ビジネスを起こそうと思っている人は借金した方がいいでしょう。会社の立ち上げに1000万円かかるとします。貯金で1000万円貯めようと思ったら10年かかります。借金して10年間ワープした方がいいでしょう。時間は有限ですから。ただ出資してもらうと株を握られます。

定年まで会社勤めをしようと思っている人が借金するかどうか迷うのは家を建てる時でしょう。定年までサラリーマンを覚悟しているのであれば、家を建てるのに借金してもいいでしょう。他にやりたいことがないのだから。

フリーランスの場合は元手がなくても始められる仕事が多いので借金する必要はないでしょう。

株式投資家を目指す人は借金してはいけません。昔は1000株単位だったので100万円ぐらいのお金が必要でしたが、今はミニ株制度があるので一株単位、数千円から買えます。貯金するのではなく、労働収入を毎月株式市場に突っ込んででいくといいでしょう。借金は愚の骨頂です。