シェムリアップからベトナム・ハノイへ飛びました。
到着後、看板に従ってタクシー乗り場へ移動。
係の人が居て、「さあ、さあ、乗って下さい」と言うので「空港公認タクシーなのかな」と思いました。
タクシーに乗って走り出すとメーターがグングン上昇。211ドン/1円でありまして、桁が多すぎて意味が分かりません。冷静に考えるとゼロが3つ省略されているのはなんとなく想像がつきました。
それにしても高すぎます。相場が分かっていないと否応なく払うしか無くなります。空港から宿まで25kmなので千円を予想していました。
到着すると80万ドン(4千円に相当)を請求してきました。
「それはおかしい。20万ドンしか払わない!」と強気で攻めると、50万ドンに値下げしてきました。
ということは「こいつはボッタクリの悪い奴」確定です。値下げしたということは始めの80万ドンは暴利価格ということですから。
悪い奴と確定したので戦闘モードに切り替えました。
20万ドンしか払わないと強気で言うと「宿まで行って話しましょう」と言い出した。
宿の主人は「私はあなた方を助けられない」と言います。
「警察を呼んで下さい」と言うと困り顔。違法メーターですから呼べるはずがありません。
すったもんだしていると、女主人が登場。
こちらは一歩も引かない構えでいると「空港から宿までの正規料金は35万ドンです」と言う。
80万 → 50万 → 35万 とドンドン下がっていきます。
甥ぼん氏に「20万ドンまで粘るぞ、負けるな」と発破をかけます。
「いいや、20万ドンだ!警察呼べ」と強気で押しまくります。
ボッタクリ野郎が僕を殴るポーズをとってきたので、こちらもファイティングポーズをとりました。
日本人はボクシングが強いのは周知の事実ですから奴は鉾を収めました。
女主人が「ではあなたはいくらなら払えますか?」と言うので、「20万ドンだ」と言いました。
奴は脅しが通用しないと諦めて20万ドン受け取って帰っていきました。
バトルは30分にも及びました。
あとでガイドブックを調べると25kmは30万ドンぐらいであり、また、帰りの空港までのタクシーが37万ドンだったことを合わせて考えると、女主人の言う通り35万ドンが正規料金だったようです。
僕らは20万ドンまでまけさせたので完全勝利ですね。
1、相場が分かる。
2、理屈(警察は呼べない)で勝つ。
3、気迫で勝つ。
の3つが揃えばボッタクリタクシーは怖くありません。
奴には勝てそうな気がしたので戦いましたが、ヤクザ、警察、軍と喧嘩しちゃダメですよ。
勝てません。
**************
写真はふんだくって逃げられる恐れもあったため撮影したものです。
コメントを残す