ホー・チ・ミン廟からの帰り道、タクシーを拾う必要がありました。
にっこり笑顔でタクシーの運転手が声を掛けてきました。
運:「ウエアー・ユー・フロム?」
甥:「ジャパン」
運:「ウエアー・ユー・ゴー?」
甥:宿の住所を見せる。
運:「OK]
車が走り出すと、初乗り料金が「5千ドン」と表示された。ここまでは問題ないが、安心できない。
1万ドン/1km程度のはずだが、ビミョーにメーターの上がり方が早い。10倍速ならすぐ分かるが、2倍速程度だとすぐには判断できない。
行きは11万ドンだったのに帰りは道半ばで11万ドンを超えた。
僕:「これは違法メーターだ。にっこり笑顔でなんか怪しいと思ったよ。11万ドン以上払うなよ。ぴったり持ってるか?」
甥:「ぴったり11万ドンあるよ」
僕:「到着したらすぐにタクシーを降りろ。降りてから窓越しにお金を渡せ」
甥:「分かった」
到着するとメーターは25万ドンを示していた。明らかな違法メーターである。
僕:「急げ。降りろ」
甥は窓越しにお金を渡した。
僕は運転手の顔とナンバープレートを証拠として写真撮影。運転手はブチ切れていて恐ろしい。関わるとろくなことにならない。
僕:「逃げろ!」
僕と甥は一目散に路地の中へ逃げ込んだ。
部屋に辿り着くと僕の足は震えていた。
僕:「でも、まあ、勝ちだね。これで2連勝。ボッタクリタクシーも大したことないだろ?」
甥:「うん」
甥のタクシーゲームのランクは7級から2級程度まで上昇。
怖さを知り、対応も出来るようになりました。
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